『狼が啼いた夜(よ)』 田中道子
2025年4月24日発行
砂子屋書房
田村道子のデビューは衝撃的だった。大らかな土の匂いが立つ言葉で読み手の言葉の貯蔵庫を叩いたばかりではない。読み手は心が揺すられた。 (宮坂静生「序文」より)