「岳」45周年記念大会(5月20日)・宮坂静生句碑除幕式(5月21日)参加者募集中です。
お申込は、「岳」2月号の綴じ込み葉書をご利用ください。
句集『澪杭(みおぐい)のごとく』 幹 自聲(かん・じせい)
発行:令和5年2月14日
発行所:株式会社 文學の森
自選15句
底なしにあをき空あり風花す
朱鷺の首雪降るたびに黒くなり
束風や上路の山の潮まみれ
堅雪を朱に芽鱗のおびただし
水鳥の鋭きこゑを地震の刻
熱燗や廃炉作業に出稼ぎと
除染済確認せんと巣箱掛く
朧夜や狂はぬやうに水を呑む
親不知海より揚がる蟬のこゑ
慰めん夏野へ墜ちし魂ふたつ
蔓荊の香に清貧の月日かな
黄落や死ぬるまで今日積み重ね
鉛筆に詩嚢宿るや霜の夜
灯りて澪杭のごと枯野宿
気嵐の黄金色や立山より暾
4月月例会は以下の通り開催されます。
会員・同人の皆様、ふるってご投句・ご参加ください。
日時:4月2日(日) 午後1時より
投句:事前投句(三句) 3月20日(月)〆切
開催場所:上田市勤労者福祉センター
〒386-0012 長野県上田市中央4丁目9−1
駐車場:勤労者福祉センター(公式ページ)の駐車場案内をご覧ください。
※詳細は「岳」3月号をご参照ください。
「岳」3月号 目次はこちらです。
「岳」3月号 主宰宮坂静生の句はこちらをご覧ください。